バイオマスプラスチック容器

バイオマスプラスチック容器

国内の医薬品用一次包装容器で初めてサトウキビ由来ポリエチレン容器を採用

大成化工はCO2排出を抑制することを目的に容器開発に取り組み、サトウキビ由来ポリエチレン(バイオマスポリエチレン)を使用した各種容器のご提案が可能です。石油由来ポリエチレンと同等の機能、物性を備えた容器です。

BPマーク取得製品

BPマーク
製品中のバイオマスプラスチック度が25.0wt%以上のプラスチック製品について、JBPA(日本バイオプラスチック協会)のBPマークを取得することができます。弊社で取得済みの容器シリーズはもちろん、他容器でもバイオマスポリエチレンを使用することによりBPマークの認証取得が可能です。

※弊社にてBPマーク取得済み製品をご採用の場合でも、BPマークを製品に表示する場合、貴社製品名毎にBPマークの申請が必要です。

弊社BPマーク取得済み製品

製品名 登録番号 バイオマスプラスチック度
DBボトルシリーズ 233 90%以上
IBボトルシリーズ 253 90%以上
TAS-BPC25シリーズ 325 25%以上
TAS-BPC50シリーズ 383 50%以上
バイオマスPE点眼容器 304 90%以上
  •  容器機能は石油由来PEと同等
    容器機能は石油由来PEと同等

  • PL確認証明書
    PL確認証明書 取得済み
    ポリオレフィン等衛生協議会

  • 厚生省告示第370号適合
    厚生省告示第370号適合

バイオマスポリエチレン採用のメリット

低環境負荷社会に向けた企業の責任として

国連サミットにて、環境の持続可能性確保に重点を置き、国際目標として採択されたSDGsは、世界中の企業に対し、持続可能な開発の前進を呼び掛けています。

CO2排出量の削減(石油由来と比較して約70%削減)

バイオマスポリエチレンの製造を含めた、容器のライフサイクル全体におけるCO2排出量は石油由来ポリエチレンと比較して約70%の削減となります。

例えば、弊社規格容器TCB-9号のボトル10,000本分をバイオマスポリエチレンに変更した場合、
約1,053(kg-co2eq/kg-PE)のCO2削減となります。

CO2排出量

限りある石化資源の使用量削減

バイオマスポリエチレンを1kg使用することにより、石化資源1.2kgの削減となります。ガソリンに換算すると約1.7Lの削減となります。弊社規格容器TCB-9号のボトル10,000本分をバイオマスポリエチレンに変更した場合、ガソリンに換算すると約586Lの削減となります。

バイオマスプラスチックの環境循環(カーボンニュートラル)

カーボンニュートラル

プラスチック容器は廃棄後、焼却時にCO2が発生しますが、プラスチック原料の元となるサトウキビが成長過程で大気中からCO2を吸収しており、大気中のCO2の増加と考えられません。また、太陽エネルギーと水があれば、毎年再生産されます。この2点からバイオマスは持続可能なエネルギー資源といわれており、この性質が「カーボンニュートラル」と言われるものです。

サトウキビ由来ポリエチレンとは?

サトウキビ由来ポリエチレン

石油を代替する再生可能資源であるサトウキビを原料に製造されるポリエチレンです。サトウキビのバガス(搾りかす)からエタノールを生成し、そのエタノールからポリエチレンを製造します。石油由来ポリエチレンと同等の機能、物性を備えています。